就業先が一般企業の場合は?

手術室看護師の就業先:一般企業

オペ室看護師の就業先と言えば医療機関を思い浮かべることが多いですが、実は企業でも看護師が活躍する場は多々あります。それでも企業で働く看護師と言うと、治験コーディネーターや医療機器を取り扱うメーカー、製薬メーカーなど専門的な仕事をイメージする人が多いかもしれません。

確かにそれら医療や医薬品に関わるフィールドで活躍する看護師は多くいます。あえて一般企業での看護師の仕事をイメージするなら医務室といったところ、という人も少なくないでしょう。

しかし近年、医療関連でも医薬品関連でもなく、「一般企業」で看護師を採用しようとするところが増えているのです。たとえば健康食品や健康グッズを製造、販売する企業などがあります。企画や開発の分野で看護師が活躍するだけでなく、お客様からの問い合わせや相談窓口に看護師を配置することで、他企業との差別化を図るところもあるのです。

保険会社でも、同じようにコールセンターや健康相談窓口に看護師を配置する例が増えています。そうしたオプションをつけることで、保険商品そのものの価格には反映されない付加価値が生まれ、保険の加入者を増やそうという意図があるのです。

同じく子どものおもちゃ、食品、衣料品、日用雑貨品などを扱う企業でも、同じような傾向があります。消費者としては、「看護師がいる」「看護師が携わっている」「看護師に相談できる」というだけでとても心強く、安心できるものです。

ずっと看護の勉強をし、同じ看護師と同じフィールドで仕事をしていると、つい看護に関する知識や技術が当たり前のように感じてしまいます。でもそれは非常に価値の高いことで、一般の人にとっては魅力を感じられるものなのです。こうした魅力を活かそうと企業でも、看護師を採用するケースが増えています。

企業での仕事内容、採用方法は、まさに企業それぞれであり、自分でリサーチする必要があります。逆を言えば自分の知識や技術を活かせる可能性が無限にあるということです。新しいフィールドで看護師としての経験を活かしたい人には、一般企業もおすすめです。

手術室看護師の就業先:空港

看護師の就業先と聞いて、「空港」がピンとくる人は少ないかもしれません。看護師がその資格を活かして空港で働く方法はふたつあります。

ひとつは空港の医務室や診療所で働く方法です。これは一般企業の医務室などと近いといっていいでしょう。ただし空港ならではの仕事もあります。たとえば外国人への処置を行う可能性があるということです。言葉がわからない中でコミュニケーションをとりながら、症状を見て判断しなければならないこともあるでしょう。

実際、空港の医務室や診療所で看護師を募集しているところは成田空港、羽田空港、関西国際空港など大きな国際空港が多いです。もちろんもう少し規模の小さな空港でも看護師を募集していることはあります。

空港での看護師の募集は空港独自や非公開求人として取り扱っていることも多く、看護師専用の転職サイトなどへの登録が効率的です。コンサルタントが空港へアプローチしてくれたりすることもあるので、空港での仕事に興味のある人は、相談してみましょう。

看護師が空港で働く方法としてふたつめに、「検疫官」があります。検疫官の仕事は全国にある主要な空港の検疫所で、感染症の検疫、予防接種、健康相談などを行うことです。検疫官の場合、空港だけでなく海の港で働くこともあります。厚生労働省が管轄しており、「厚生労働技官 看護師」という職名が与えられます。

採用なども厚生労働省を通して行われるので、一般的な看護師の就業とは少し違う道を歩むことになるでしょう。待遇は国家公務員の給与法に準じており安定していますが、全国転勤があるということがネックに感じる人が多いかもしれません。採用試験は、採用日の3~4か月前から書類による審査が始まります。

細かな日程は年によって違うので、厚生労働省のホームページなどで確認する必要があります。日本の健康と安全、ひいては世界の健康と安全にもつながる、非常に大変ながらやりがいのある仕事です。検疫官の仕事に興味のある人は、まずは厚生労働省のホームページを見てみてはいかがでしょうか。

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